今回は日本酒を楽しく、おいしく飲むための情報をお届けしていきます!
普段から日本酒を飲んでいる方だけでなく、これから日本酒を飲んでみたいなと思っている初心者の方でも役に立つ情報を載せてみました。
この記事を読んでより日本酒好きになったり、日本酒好きになったと言ってくれる人が増えたらなと思います。
ぜひ最後までご覧下さい!
目次
《日本酒をおいしく飲む方法①》日本酒の種類にこだわってみる
まず、日本酒をおいしく飲むためには日本酒の種類を知っておくことをおすすめします。種類によって香りや味など特徴が全然違うので、まずは種類を紹介します!
特定名称酒を知る
日本酒には『特定名称酒』と呼ばれるものがあります。
日本酒は米・麹・水が主原料とした日本伝統のお酒ですが、その中でも精米歩合(お米をどれくらい削ったか)や原料などの要件を満たすと『特定名称酒』に分類されます。『特定名称酒』は下記の8種類です。(下記以外のものは「普通酒」と呼ばれます)
- 純米大吟醸酒
- 純米吟醸酒
- 純米酒
- 特別純米酒
- 大吟醸酒
- 吟醸酒
- 特別本醸造酒
- 本醸造酒
それぞれの特徴については、下記の記事で紹介しているので詳しくはこちらをご覧ください!
《日本酒をおいしく飲む方法②》温度を変えてみる
続いて、日本酒をおいしく飲むためには温度を変えてみることをおすすめします。温度による違いについて、詳しく紹介していきます!
日本酒は温度によって呼び名が変わります。ただ、呼び名は特に覚える必要はないかなと個人的には思います。
覚えておくと良いのが、温度の大まかな分類です。この分類によって味わいが変わってくるので、飲む日本酒によって、その温度帯に変えてみるとまた違った味わいを楽しめるかもしれないですね。
それではそれぞれの温度帯の特徴を紹介していきます!
冷酒(5~15℃程度)
常温よりも低い温度(5~15℃)のものを『冷酒』と呼びます。冷やすことで日本酒独特のクセが収まり、すっきりとした喉越しになり、飲みやすい感じになります。
また、冷やすことで華やかな香りが目立ちやすくなるので、吟醸酒や大吟醸酒、本醸造酒などは冷酒で飲むのがおすすめです!
冷や(20℃程度)
常温(20℃前後)の温度帯のものを『冷や』と呼びます。常温は外気によって温度が変わるため、夏と冬でまた違う味わいになります。
夏の暑い時には口当たりがよくお米の旨みが強く感じられ、冬の寒い時にはキリッと冷たく飲みやすい感じになります。
常温で飲む冷やは、日本酒本来のお米の味が引き立つため、純米酒などはこの温度で飲むことをおすすめします!
燗酒(30~55℃程度)
常温よりも熱い温度(30~55℃)のものを『燗酒』と呼びます。また、この『燗酒』の中でも低い温度の「ぬる燗」と熱い温度の「熱燗」でも特徴が変わってきます。
「ぬる燗」はお米の香りと旨みや甘みが引き立つのが特徴で、純米酒はぬる燗が合うものが多くあります。
また、「熱燗」はぬる燗よりも甘みが感じにくくなるのが特徴で、辛口好きな人にはおすすめの飲み方です。熱燗はお米の香りが強いものが多い純米酒や、キリッとした味わいが多い本醸造酒はこの温度で飲むのがおすすめです!
先日、日本酒のポップアップで見つけた山形県の東の麗酒造『なんどでも』という日本酒は、その名の通り色んな温度で楽しめる日本酒でした。
詳しくはまた別の記事で投稿しようと思いますが、本当に温度によって全く香りや味わいが異なるので、ぜひ温度を変えて楽しんでみてください!
《日本酒をおいしく飲む方法③》容器を変えてみる
続いては、日本酒をおいしく飲むために容器を変えてみることをおすすめします。容器の素材や形によって味わいも変わってくるので、ぜひ参考にしてください!
ガラス素材の容器
1つ目がガラス素材の容器です。最近では、ワイングラスで出すお店も多いですよね。
ガラス素材の容器の場合は、冷酒が合います。見た目的にも涼しげな感じになり、とても飲みやすくなります!
また、ワイングラスはもともと香りを感じやすいような形で作られているため、吟醸香が強い日本酒だと香りが引き立つのでおすすめです!
さらにガラスの厚さによっても変わり、シャープな切れ味がある大吟醸酒は薄め、濃厚なにごり酒は厚めのガラス容器が合います。
ぜひ、色々なガラス容器で飲んでみてください!
陶器素材の容器
2つ目が陶器素材の容器です。見た目からして日本酒を飲んでる感が出ますよね。
陶器素材のものは冷やや燗酒が合います。陶器で飲むと丸みのあるやわらかな口当たりになります!
徳利とおちょこなら100均でも揃うので、ぜひ買って飲んでみてもいいですね!
錫(すず)の陶器
最後が錫(すず)の陶器です。
錫は水を浄化させる効果があるようで、錫の陶器で飲む日本酒はまろやかな口当たりになるそうです。錫は熱伝導率が高いため、どの温度でも味を引き立てます。
ぜひ参考にしてみてください!
《日本酒を美味しく飲む方法④》アレンジしてみる
最後に日本酒のアレンジを紹介します!
日本酒はそのまま飲むことが多いですが、アレンジを加えることでまた違った楽しみ方もすることができます。
日本酒が苦手な人でも飲みやすいアレンジも紹介していますので、ぜひこちらも参考にしてください!
ロック
最初に紹介するアレンジは「ロック」です。
ロックしてもおいしく飲めるように作った日本酒もあり、以前紹介した木下酒造の『玉川 Ice Breaker』がその例です。
ロックに適した日本酒はアルコール度数が一般的なものよりも少し高いものや、スッキリした味わいのものが多く、そのような日本酒はロックするのもおすすめです!
『玉川 Ice Breaker』はこちらの記事で紹介しているのでぜひ見ていってください!
ソーダ割り
次に紹介するアレンジは「ソーダ割り」です。
日本酒にソーダを入れることで、アルコール度数が低くなり、シュワシュワとすることで飲みやすい日本酒になります。
また、レモンを入れることでレモンサワーのようなスッキリで爽やかな味わいにもなります。夏にピッタリの飲み方で、初心者の人にもおすすめのアレンジです!
出汁割り
最後に紹介するアレンジが「出汁割り」です。
この出汁割りはおでんの出汁などを日本酒に入れて割ることで、とても飲みやすいぬる燗にすることができます。
出汁を入れることによって出汁の塩味が加わり、日本酒の旨みや甘みがより際立つことでおいしくなります!
おいしい上に飲みやすいので、ごくごく飲んでしまいますが、アルコール度数はいつも通りなので飲み過ぎにはお気をつけください(笑)
最後に
今回は日本酒をおいしく飲む方法について紹介しました。種類だけでなく、温度や容器、飲み方と様々な方法を紹介したので、ぜひ日本酒を飲む時の参考にして頂けたらと思います!
普段、様々な日本酒も紹介しているので、他の記事もぜひ見ていってください!
参考サイト:KUBOTAY https://magazine.asahi-shuzo.co.jp/know/93
松田賢太(マツケン、すけさん)
フリーランスシステムエンジニア(2023年8月~)
地方グルメや日本酒、ビール中心にブログ投稿しています。
エンジニアの視点や技術を使って、みなさんに地方の良さを発信しています!
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